vsftpdインストール+初期設定
目次
構成
想定環境
サーバ構成
OSバージョン
CentOS release 5 (Final) 32bit
パッケージ一覧
vsftpd-2.0.5-10.el5.i386.rpm
クライアント構成
OSバージョン
Windows XP Professional Service Pack 3
ソフトウェア一覧
FFFTP Ver.1.97a
環境構築
インストール
FTPサーバに必要なパッケージを1つインストールします。 DVDドライブにCentOS 5のDVD-ROMをセットし、以下のコマンドを実行します。
# mount /dev/cdrom /media/cdrom # cd /media/cdrom/CentOS/ # rpm -ihv vsftpd-2.0.5-10.el5.i386.rpm Preparing... ########################################### [100%] 1:vsftpd ########################################### [100%] # cd / # umount /media/cdrom
設定
ここでは初期状態では無効となっている ファイルのアスキーモードの転送を許可する設定を行います。 また、FTPサーバはTCP Wrapperによるアクセス制御の対象となりますので、 サーバと同一ネットワーク(イントラネット)内からの 利用のみを許可する設定を追加します。 最後に本来であればあまりお勧めな設定ではないのですが、 初期設定では無効となっているrootユーザでのファイル転送を 許可する設定を行います。必須の設定ではありませんが、 サーバの運用上便利なので設定しています。
FTPサーバの設定
viエディタで設定ファイル(vsftpd.conf)を開き、設定を変更します。
# cd /etc/vsftpd/ # vi vsftpd.conf
※該当箇所のみ変更※ #ascii_upload_enable=YES #ascii_download_enable=YES ↓変更 ascii_upload_enable=YES ←#を外す ascii_download_enable=YES ←#を外す
アクセス制御の許可設定
viエディタでアクセス許可の設定ファイル(hosts.allow)を開き、設定を追加します。
# cd /etc/ # vi hosts.allow
※ファイルの末尾に追加※ sshd : 192.168.0. vsftpd : 192.168.0. ←この行を追加
rootユーザのファイル転送許可設定
viエディタで設定ファイル(ftpusers)を開き、設定を変更します。
# cd /etc/vsftpd/ # vi ftpusers
※該当箇所のみ変更※ root ↓変更 #root ←#を付ける
viエディタで設定ファイル(user_list)を開き、設定を変更します。
# cd /etc/vsftpd/ # vi user_list
※該当箇所のみ変更※ root ↓変更 #root ←#を付ける
FTPサーバの起動ランレベル変更
OSの起動に合わせてデーモンを自動起動する設定に変更します。
# chkconfig vsftpd on
以上で設定が終了しましたのでrcスクリプトを使用してデーモンを起動します。
# /etc/rc.d/init.d/vsftpd start Starting vsftpd for vsftpd: [ OK ]
設定ファイル
/etc/hosts.allow
/etc/vsftpd/ftpusers
/etc/vsftpd/user_list
/etc/vsftpd/vsftpd.conf