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vsftpdインストール+初期設定

カテゴリ:OSSセットアップ | ソフトウェア:vsftpd | タグ:
最終更新日:2021/01/04 | 公開日:2010/03/02

目次

構成

想定環境

サーバ構成

OSバージョン

CentOS release 5 (Final) 32bit

パッケージ一覧

vsftpd-2.0.5-10.el5.i386.rpm

クライアント構成

OSバージョン

Windows XP Professional Service Pack 3

ソフトウェア一覧

FFFTP Ver.1.97a

環境構築

インストール

 FTPサーバに必要なパッケージを1つインストールします。 DVDドライブにCentOS 5のDVD-ROMをセットし、以下のコマンドを実行します。

# mount /dev/cdrom /media/cdrom
# cd /media/cdrom/CentOS/
# rpm -ihv vsftpd-2.0.5-10.el5.i386.rpm
Preparing...                ########################################### [100%]
   1:vsftpd                 ########################################### [100%]
# cd /
# umount /media/cdrom

設定

 ここでは初期状態では無効となっている ファイルのアスキーモードの転送を許可する設定を行います。 また、FTPサーバはTCP Wrapperによるアクセス制御の対象となりますので、 サーバと同一ネットワーク(イントラネット)内からの 利用のみを許可する設定を追加します。 最後に本来であればあまりお勧めな設定ではないのですが、 初期設定では無効となっているrootユーザでのファイル転送を 許可する設定を行います。必須の設定ではありませんが、 サーバの運用上便利なので設定しています。

FTPサーバの設定

 viエディタで設定ファイル(vsftpd.conf)を開き、設定を変更します。

# cd /etc/vsftpd/
# vi vsftpd.conf
ファイル名:/etc/vsftpd/vsftpd.conf
※該当箇所のみ変更※
#ascii_upload_enable=YES
#ascii_download_enable=YES
   ↓変更
ascii_upload_enable=YES  ←#を外す
ascii_download_enable=YES ←#を外す

アクセス制御の許可設定

 viエディタでアクセス許可の設定ファイル(hosts.allow)を開き、設定を追加します。

# cd /etc/
# vi hosts.allow
ファイル名:/etc/hosts.allow
※ファイルの末尾に追加※
sshd : 192.168.0.
vsftpd : 192.168.0. ←この行を追加

rootユーザのファイル転送許可設定

 viエディタで設定ファイル(ftpusers)を開き、設定を変更します。

# cd /etc/vsftpd/
# vi ftpusers
ファイル名:/etc/vsftpd/ftpusers
※該当箇所のみ変更※
root
 ↓変更
#root ←#を付ける

 viエディタで設定ファイル(user_list)を開き、設定を変更します。

# cd /etc/vsftpd/
# vi user_list
ファイル:/etc/vsftpd/user_list
※該当箇所のみ変更※
root
 ↓変更
#root ←#を付ける

FTPサーバの起動ランレベル変更

 OSの起動に合わせてデーモンを自動起動する設定に変更します。

# chkconfig vsftpd on

 以上で設定が終了しましたのでrcスクリプトを使用してデーモンを起動します。

# /etc/rc.d/init.d/vsftpd start
Starting vsftpd for vsftpd:                                [  OK  ]

設定ファイル

 /etc/hosts.allow
 /etc/vsftpd/ftpusers
 /etc/vsftpd/user_list
 /etc/vsftpd/vsftpd.conf