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iSCSI Initiatorの設定(Windows)

カテゴリ:OSSセットアップ | ソフトウェア:Windows | タグ:
最終更新日:2021/01/04 | 公開日:2009/06/23

目次

概要

 iSCSI接続のディスク(Linuxサーバで構築)を導入した後に Windowsから接続するための手順を紹介します。 iSCSIのディスク(Linuxサーバ)がiSCSIターゲットで、 接続元のWindows PCがiSCSIイニシエータとなります。

 iSCSIイニシエータのソフトウェアはWindows XPに標準では 同梱されていません。 米Microsoft社のウェブサイトからダウンロードしてください。

【Microsoft iSCSI Software Initiator Version 2.08】
 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=12cb3c1a-15d6-4585-b385-befd1319f825&displaylang=en

 2009年1月24日現在、バージョンは2.08で英語版のみリリースされています。 ただインストールと設定は簡単なので英語でも何ら問題ありません。

 今回iSCSIイニシエータの構築に利用したPCは自作PCで、 OSは「日本語版Windows XP Professional Service Pack 3」です。

構成

クライアント構成

OSバージョン

Windows XP Professional Service Pack 3 32bit

ソフトウェア・パッケージ一覧

  • Microsoft iSCSI Software Initiator Version 2.08

環境構築

インストール

 ダウンロードした「Initiator-2.08-build3825-x86fre.exe」ファイルを実行します。

 「Software Update Installation Wizard」画面が表示されます。 [次へ]ボタンをクリックします。

 「Microsoft iSCSI Initiator Installation」画面が表示されます。 "Initiator Service"と"Software Initiator"にチェックが付いていることを確認して [次へ]ボタンをクリックします。

「License Agreement」画面が表示されます。 "I Agree"にチェックを付けて[次へ]ボタンをクリックします。

「Updating Your System」画面が表示され、自動でインストールが開始されます。

「Completing the Microsoft iSCSI Initiator Installation Wizard」画面が表示されます。 [完了]ボタンをクリックします。

設定

 Windowsの[スタート]メニューから、[すべてのプログラム] - [Microsoft iSCSI Initiator] - [Microsoft iSCSI Initiator]を選択します。

「iSCSI Initiatorのプロパティ」画面が表示されます。 [Discovery]タブをクリックします。

[Discovery]タブに切り替わったら、 [Target Portals]の[Add]ボタンをクリックします。

「Add Target Portal」画面が表示されます。 [IP address or DNS name]にiSCSIターゲット(Linuxサーバ)の IPアドレスを入力し、[OK]ボタンをクリックします。 [Port]は変更する必要ありません。

[Discovery]タブに戻ったら、 設定した内容が追加されていることを確認して [Targets]タブをクリックします。

[Targets]タブに切り替わったら、 [Targets]に設定したiSCSIターゲットが表示されており、 [Status]が"Inactive"であることを確認します。 [Log On]ボタンをクリックします。

「Log On Target」画面が表示されます。 "Automatically restore this connection when the system boots"に チェックを付けて[OK]ボタンをクリックします。
※PC起動時に自動で接続したくない場合(常に手動で接続したい場合)は このチェックを付けないでください。

[Targets]タブに戻ったら、 [Status]が"Connected"となていることを確認して[OK]ボタンをクリックします。

「コンピュータの管理画面」で新たにディスクが追加されていることを確認します。 ここでは"ディスク2"がiSCSIのディスクです。 あとは通常の手順に従ってパーティションの作成とフォーマットを行ってください。