RHEL 7.1でホスト名を変更する
目次
概要
Red Hat Enterprise Linux 7.1でホスト名を設定します。 RHEL 6までは /etc/sysconfig/network ファイルでホスト名を設定していましたが、 RHEL 7からは /etc/hostname ファイルでホスト名を設定するよう変更になりました。 ホスト名は始めLinuxのインストール時に設定しますが、 後から上記設定ファイルを書き換えることでホスト名を変更することができます。 ただ、ファイル名を直接エディタで書き換えた場合、ウッカリとホスト名に 使えない文字(記号)を使ってしまうこともあります。 コマンドで設定すれば、入力チェック機能が働くので、ホスト名に使えない文字を 入力してしまった場合は、エラーになるので気付けます。 以下では nmcli コマンドを使用してホスト名を設定します。 nmcli コマンドでホスト名を設定すると、/etc/hostname ファイルに設定が反映されます。
構成
サーバ構成
OSバージョン
Red Hat Enterprise Linux 7.1 x86_64
ソフトウェア・パッケージ一覧
- NetworkManager-1.0.0-14.git20150121.b4ea599c.el7.x86_64
環境構築
設定
変更前のホスト名確認
変更前のホスト名を確認します。 nmcli コマンドでも確認できますし、設定ファイルでも確認できます。 当然どちらで確認しても同じ名前が表示されます。 以下では server1 というホスト名が設定されています。
# nmcli general hostname server1 # cat /etc/hostname server1
ホスト名の変更
ホスト名を server1 から webserver に変更します。 変更には nmcli コマンドを利用します。
# nmcli general hostname webserver
変更後のホスト名確認
変更後のホスト名を確認します。 どちらで確認してもホスト名が webserver に変更されています。
# nmcli general hostname webserver # cat /etc/hostname webserver
ホスト名で使用できない文字を設定しようとした場合
以下ではホスト名に「:(コロン)」を使おうとした場合のエラーです。
# nmcli general hostname ser:ver Error: failed to set hostname: The hostname was too long or contained invalid characters.
同様に長過ぎるホスト名を設定しようとした場合も同様にエラーとなります。