motdでLinuxログイン後に定型メッセージを表示する
最終更新日:2020/11/19 | 公開日:2014/01/19
目次
概要
Linuxサーバを大量に構築した場合、間違ったサーバにログインして 設定を変更してしまった・・・という経験が誰でも一度はあるかと思います。 TeraTermなどのCUIでログインした場合、プロンプトにサーバ名が表示されていますが、 作業に慣れると意外と意識から外れて見落としがちです。 そこで、ログイン後に目に付きやすいメッセージを表示して注意を促すようにしておくと良いでしょう。
構成
サーバ構成
OSバージョン
Red Hat Enterprise Linux 5.9 x86_64
ソフトウェア・パッケージ一覧
setup-2.5.58-9.el5
※Linuxインストール時にインストール済み
環境構築
設定
viなどのエディタで /etc/motd ファイルを編集します。 初期状態でファイルは存在していますが、中身は空です。 ここでは「POSTGRES」という絵文字を表示するよう設定します。
# vi /etc/motd
ファイル名:/etc/motd
※ログイン後に表示したい文字を入力※
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設定後にLinuxの再起動などは必要ありません。
TeraTermでログインする場合、表示される画面の横幅は自由に変更できますが、 コンソールからログインする場合、横幅が半角で80文字に固定されます。 そのため1行当たり半角80文字以内となるようにファイルを作成すると 途中で折り返されずに綺麗に表示されます。
動作テスト
設定が完了したら、試しにsshで接続してみます。
# ssh localhost
root@localhost's password: ←パスワードを入力
Last login: Sun Jan 19 12:26:35 2014 from 192.168.0.101
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以上のように、sshでログイン後に /etc/motd に記述した内容が表示されました。