rpmパッケージインストール時の警告を抑止
最終更新日:2020/11/19 | 公開日:2013/10/07
目次
概要
rpmコマンドでパッケージをインストールする際に 警告メッセージが出力されます。 インストール処理自体には影響ありませんが、 インストールの都度表示されて気になりますので、 表示されなくなるよう対応します。
そもそもこれはインストール時にパッケージの署名を 検査されますが、必要な鍵がないために表示されます。 Red Hat社から提供されている鍵をインストールすることで 署名を検査できるようにし、エラーを抑止します。
構成
サーバ構成
OSバージョン
Red Hat Enterprise Linux 5.9 x86_64
パッケージ一覧
RPM-GPG-KEY-redhat-release
手順
鍵のインストール前
rpmコマンドでパッケージをインストールする際に警告が表示されます。 以下はRHEL5.9のDVDに同梱されているApacheをインストールする時を例に表示しています。
# rpm -ihv httpd-2.2.3-74.el5.x86_64.rpm
警告: httpd-2.2.3-74.el5.x86_64.rpm: ヘッダ V3 DSA signature: NOKEY, key ID 37017186 ←これ
準備中... ########################################### [100%]
1:httpd ########################################### [100%]
警告が表示されましたが、インストール自体は問題なく完了します。
鍵のインストール
インストールする鍵はRHEL5.9のDVDの中に同梱されています。 rpmコマンドで鍵をインポートします。
# rpm --import /media/cdrom/RPM-GPG-KEY-redhat-release # rpm -qa | grep gpg-pubkey gpg-pubkey-37017186-45761324
鍵のインストール後
以下のように警告が表示されなくなります。
# rpm -ihv httpd-2.2.3-74.el5.x86_64.rpm 準備中... ########################################### [100%] 1:httpd ########################################### [100%]
※比較のため鍵のインストール後もApacheのパッケージを例に使用していますが、 鍵のインストール前にApacheのインストールが完了している場合は 重複してインストールされません。