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Fedora Core 4
イントラネット サーバ冗長化

はじめに

はじめに

 「イントラネット サーバ構築」では イントラネット上にサーバを1台設置することでユーザに各種ネットワークサービスを 提供する環境を構築しました。 通常はこれで特に問題ないのですが、 万一サーバが故障した場合にサービスを利用できなくなってしまいます。 そこでサーバをもう1台追加する(サーバの二重化もしくは冗長化という)ことで、 一方が故障してもサービスを利用し続けられるようにします(可用性の向上)。 ただし、単純に全てのサービスを冗長化したからといって、 期待していたような結果は得られません。 それはサービス自体が冗長化して動作することを想定されていないことがあるからです。 ここではサービスの機能だけで簡単に冗長化できるDNSサーバと SMTPサーバの機能のみを対象とします。 また、冗長化とは関係しないイントラサーバとしてあれば便利な SSHサーバやFTPサーバなども1台目と同様に2台目のサーバへも構築していきます。

目的環境


使用したサーバ

 近いうちに掲載しますが普通の自作パソコンを使用しています。

実現する機能

 実現する機能は以下の表の通りです。 「イントラネット サーバ構築」と同様に とりあえず動く程度の設定しかしませんのでご了承ください。

#機能説明
1TCP Wrapperアクセス許可・拒否を管理
2SSHサーバリモートログイン機能を提供する
3DNSサーバIPアドレスとホスト名を変換する
4SMTPサーバメールの送信・転送を行う
5FTPサーバネットワーク経由でファイルを転送する

設定概要

 構築するサーバの主な設定項目とその設定例です。 ここでは説明し易くするために具体的な値を入れて説明していますが、 自身の環境に適した値に読み替えて設定してください。 特にドメイン名は自分の好きな名前を取得してから使用してください。

#分類設定項目設定例
1ネットワーク全般ドメイン名ranonet.ne.jp
※できれば別の名前にしてください
2ネットワークアドレス192.168.0.0
3サブネットマスク255.255.255.0
4ワークグループWORKGROUP
5IPアドレスの自動配布範囲192.168.0.201 〜 192.168.0.210
6サーバ1ホスト名svr1
7IPアドレス192.168.0.11
8ホストの別名www , smtp , pop3
9サーバ2ホスト名svr2
10IPアドレス192.168.0.12
11ホストの別名-

 以下は構築するイントラサーバと同一LAN内に設置されている機器の例です。 本手順ではこの想定で話を進めていきます。

#分類設定項目設定例
1ルータ(LAN側)IPアドレス192.168.0.1
2パソコン1ホスト名pc1
3IPアドレス192.168.0.101
4パソコン2ホスト名pc2
5IPアドレス192.168.0.102
6パソコン3ホスト名pc3
7IPアドレス192.168.0.103

前提条件

 ここでサーバを設定するための前提条件は、Fedora Core 4が「最小」構成で インストールされていることです。 サーバですのでセキュリティを考慮して最小構成でインストールし、 必要なパッケージだけを後からインストールします。 インストールの手順は「Fedora Core 4 インストール」を参照してください。

準備するもの

 必要なパッケージをインストールするために、 Fedora Core 4のインストールDVD-ROMを準備してください。 CD-ROMでも配布されているのですが、4枚構成で入れ替えが面倒なので DVD-ROMの方を使用して説明します。
Fedora Core 4のDVD-ROMを入手する方法は主に2通りあります。

 (1) Linux関連の雑誌や書籍を購入し、付録として付ているDVD-ROMを入手する。
 (2) インターネットからDVDイメージファイルをダウンロードしてDVD-Rに焼く。

  ダウンロードサイト一覧
   http://fedora.redhat.com/Download/mirrors.html

(2)では3〜4GBのファイルをダウンロードするため、ブロードバンド環境 でなければ時間がかかりすぎてしまいます。 ちなみにこの手順で使用したのは(2)の方法で入手したDVD-ROM(正確にはDVD-R)です。 なお、ご参考としてはBフレッツの環境では30分以内で十分ダウンロードできました。